■昨今、プラスティックや金属の食器に対して、安全性が問われています。安全な食器に対する関心が急激に高まってきています。

■漆器はすべて自然の素材で造られており、日本では古来より永く使われてきたものです。 しかしながら、近年の工業製品に比べて衝撃、熱、水に弱く、その取り扱いが難しいものとされ、いつの間にか高価な工芸品として見られてきました。

■「日野椀」は江戸時代後期ごろまで日常的に使われていた漆器のひとつです。それは近江商人の商いの主力商品であり、日野町の主な産業でしたが今では完全に途絶えてしまいました。

■ 時代は流れ、2001年。 地元滋賀県日野町の地元の有志があつまり、『日野椀復興の会』が結成され日野椀の復興に取り組み始めました。 かつての日野椀がそうであったように、日常的な‘つかえる食器’としての復元・復興が計画されました。‘工芸品’をめざすのではなく‘現代のくらしにとけこむもの’を提供するというコンセプトのもと試行錯誤が始まりました。



日野椀復興の会代表:中田穣(なかたみのる)氏
【日野椀復興の会メンバー】
中田 穣(代表)
正野雄三(郷土史家)
北川高次(木工作家)
栗田 隆(陶芸家)
後藤友子
藤沢 治

■近年、高熱と機会洗浄器にも耐えられる漆が開発されたことにより、再び漆器が日常食器のひとつとして普及していくという道が開かれつつあります。

 

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